こんばんは。エル・ハラペーニョです。
今日は、私が革靴にハマるキッカケを作ってくれた思い出の靴を紹介します。
今年のGWに佐野プレミアム・アウトレットのスコッチグレインで購入したF-0656です。
実は私が初めて買ったスコッチグレインの靴がこれなんです。
あまりの履き心地の良さに魅了されてしまって、その数週間後には銀座店に行ってスコッチグレインの靴を買い足してしまった事が思い出されます(笑)
アウトレットの限定企画品ではありますが、とても色気のあるお気に入りの靴です。
SCOTCH GRAIN F-0656

先述の通り、GWの佐野プレミアム・アウトレットのセールで購入した茶色のストレートチップです。
品番はF-0656となっていますが、ネットで検索しても詳細は不明です。
推測するに、木型やディテールこそ違いますが、ベルオム・マーブルと使っている革は同一なのではないかと思われます。
国産カーフにプリントされたマーブル模様が、なかなか特徴的ですね。
木型も現代的でシュッとスリムな印象です(同一木型のモデルがお分かりになる方がいらっしゃいましたら、是非ともご教示ください)。
それでは、以前40周年記念モデルを記事にした時のように、靴磨きをしながらこの靴の様々な表情を見ていきたいと思います。
靴磨き前
それでは早速ステインリムーバーで、簡単に汚れを落とします。
余談ですが、私は普段のケアではステインリムーバーは使わずに、ブラッシングだけして乳化性クリームを塗り込んでいます(面倒くさがりってのもありますが、スコッチグレイン的にも、それを推奨しているようですので)。
ですが、ビフォーアフターが明確になるよう、化粧落としするところから始めたいと思います。

化粧落とししてみると、大理石を模したマーブル柄の美しさがよく分かりますね。
マーブル柄の靴を履いてる人ってなかなか見かけないので、周囲と差をつけたい人にはとてもオススメです。(銀行さんだったり、おカタめの業種の方はちょっと厳しいかもしれませんが……)

こうやって横から見ると、結構マーブル柄が目立ちますね。
マーブル柄をユニークで面白いと感じるか、はたまたシミっぽくってなんだか嫌だと感じるか、その辺りの好みは真っ二つに分かれてしまうところかもしれません。
靴磨き後
それでは早速乳化性クリームを塗っていきましょう。
例によって、使うのはBootBlackのLIGHT BROWNです。
私の靴磨きルーティンがこちら
ブラッシング→乳化性クリームを塗り込む→別なブラシで馴染ませる→拭き取る→ブラッシング→グローブクロスで最終仕上げ
以上を一通り施した後がこちらです。

乳化性クリームを塗っただけですが、靴磨き前とくらべて自然な光沢が出てきたのではないでしょうか?
BootBlackの乳化性クリームは、わりと光沢が出しやすいのでオススメです。
グローブクロスも、私のような靴磨き初心者の場合には、最後に少し使うだけでだいぶ光沢感に差がでるので、すごく便利です。
モルトドレッシング後
そして最後に忘れちゃいけないのが、油性クリームとウィスキーを用いたモルトドレッシングです。
使うのは、例によってBoot BlackのMALT BROWNです。モルトの名の通り、モルトドレッシングするといい塩梅の艶が出るんですよね。
なお、ご参考までに使っているウィスキーは近所のSEIYUで売ってた激安のものです。普段ウィスキーは飲まないもので……。
ウィスキーを愛飲される方だと、お気に入りのウィスキーを飲みながら、それをちょっぴり大好きな靴にも分けてあげるってのも粋なんでしょうけどね。

ウィスキーで湿らせた布で、何重にも薄く油性クリームを塗り込むのがモルトドレッシングです。
別に水でもいいらしいのですが、アルコールの方が蒸発しやすいから失敗しづらいという噂も。
まぁ、科学的な正解はどうでもよくて、モルトドレッシングのポイントは、ウィスキーを使って靴を磨いている自分に酔える、というそこに尽きると思ってます(笑)

横から見るとますますモルト部分と、モルトを施していない部分とのコントラストが際立ちますね。
このモルトがあるのとないのとでは、ふとした瞬間に足元を見たときのテンションが違ってくるんです。

モルト後のつま先のアップです。
全体的に艶っぽいですよね。
約半年、雨が降らない限りは週一ペースで履き続けているので、甲の部分にいい感じにシワがついてきました。
スコッチグレインの靴は、国産カーフを使った廉価モデルでさえも革質が高いのか、シワの入り方がとても綺麗で、いい味を出すので堪りません。
終わりに
以上、アウトレットで購入したスコッチグレインの限定企画品を紹介しました。
アウトレットの公式ブログでも本モデルの記載は見つけられなかったのですが、結構レアなモデルだったんでしょうか?
恐らく革はベルオム・マーブルのブラウンと同じなのではないかと思われるので、ベルオム・マーブルの購入を検討されている方の、質感のイメージの参考になれば幸いです。
紹介していないスコッチグレインの革靴はまだまだあるので、今度また紹介しますね。
それではまた〜。