こんばんは。エル・ハラペーニョです。
皆様は雨の日って好きですか?
私は元々雨の日は嫌いではなかったのですが、レザーソールの靴を履くようになってから、雨の日が大嫌いになりました。
雨の日にレザーソールの靴を履くとツルツル滑りますし、何より靴底の事後ケアが面倒ですからね。
そんな私に欠かせないのが雨の日専用の革靴です。
今日は私が雨の日用に用意している革靴の中でも最も高性能な、ゴアテックスファブリクスを使用した革靴を紹介します。
REGAL 05HR
本日ご紹介するのは、国産革靴の代表と言っても過言ではない、REGALの05HRです。

スペックは下記の通りです。
- 靴幅: 2E
- ソール素材: ゴム
- 甲革:キップ(ダークブラウン:焦がし仕上げ)
- 表底:合成ゴム(ゴアテックスサラウンドシステム)
- 踵:合成ゴム
ポイントはそう、アウトドア用品等で有名なゴアテックスを使用している点です。
ゴアテックスは、アメリカのゴア社が販売している特殊素材で、水は通さないけど、通気性は抜群という奇跡の素材です。
防水仕様の靴は多々あれど、防水性と引き換えに通気性が皆無になってしまい、履いていて足が蒸れてしまうのはよくあるパターンですよね。
でもゴアテックスは通気性抜群なので、そんな心配ご無用なんです。

しかも今回購入した靴は、単なるゴアテックスではなく、ゴアテックスサラウンドなんです。
見ての通り、靴底には蜂の巣状の穴が空いています。その奥に見える銀色のメッシュがゴアテックスサラウンドの生地です。
ゴアテックス生地を採用する事で防水性はバッチリな上に、ソールに穴を開ける事で通気性を更に高めているので死角なしです。

中底もつま先より先は革ではなく通気性の良さそうな素材となっています。
個人的にはやっぱり全体に革を使っている靴の方が好みなのですが、雨の日用の靴って事で、機能性重視なのはポイント高いです。
靴磨きビフォーアフター
今回も例によって、クリーム塗布前と後を見てみましょう。

これがクリームを塗布する前です。
なんだかんだで週一ちょいぐらいで履く機会があったので、買ってからまだ数ヶ月ですが、それなりにシワもついてきています。

例によってBootBlackの乳化性クリーム(LIGHT BROWN)で磨いています。
防水性の高い靴はクリームの乗りが悪くてあまり磨き甲斐のない場合も多いのですが、この靴は革の内側にゴアテックスを仕込んでいるだけで、表の革に加工をしているわけではないので、磨けば磨いただけ素敵な表情を見せてくれます。
ただ、革そのものに加工していないのはプラスの点ばかりではないのですが、これは後で改めてご紹介します。
先述の通り、革には加工をしていないので、モルトドレッシングするとしっかりとコントラストが味わえますよ。

今までの防水靴では物足りなさを感じている方も、この靴なら満足できるのではないでしょうか?
革質については、私が普段愛用しているスコッチグレインのようなカーフ(生後6ヶ月以内の革)ではく、キップ(生後2年程度以内の革)なので、比べてしまうと少し劣りますが、それでも雨の日用の靴にしてしまうにはもったいない革です。
雨の日用ではなく、純粋に通気性の良い革靴としてローテーションに加えるのも良いかもしれません。
雨の日に履いてみた
雨の日だけ履くのにはもったいないこの靴ですが、やはりゴアテックスの本領が発揮されるのは雨の日でしょう。
11月6日(月)に首都圏では雨が降ったので、早速履いてみました。
お昼頃、そこそこ雨足が強くなってきた時間帯に15分ほど雨の中を歩いた直後の状態がこちらです。

モルトドレッシングを施したつま先は、油性クリームが水を弾いてくれるのか殆ど影響を受けていませんが、なんと甲の部分は水分を吸って変色してしまっています。
それもそのはず。先述の通り、この靴は革の下にゴアテックスを仕込んでいるものの、革自体には撥水加工をしているわけではないのです。
ですので、雨を浴びてしまうと、こんな具合に水分が染み込んでしまうんですね。
しかし、流石はゴアテックス。これだけ水分を吸ってしまったら、足もビショビショになってしまいそうなものですが、靴下は快適そのものです。
最初から撥水加工をしているガラスレザーの靴を買って煩わしさから解放されるか、それともお手入れする楽しさを重視してゴアテックスの靴を買うか、そこは各々好みのあるところだと思います。
おわりに
以上、今日は珍しくスコッチグレインではなく、リーガルの靴を紹介してみました。
雨の日に履く靴も、しっかりお手入れしたい、妥協はしたくない、そんな人にはすごくオススメの靴ですし、まだ試したことはないのですが、嵐の日等はこの防水性能の高さは頼もしい存在になるものと思われます。
雨の日もこれでテンションを下げずに済みますね!
それではまた、雨の日にでもお会いしましょう!